多古光湿原保全会のブログ

多古光湿原保全会の活動を紹介するブログです。

乾草沼の生き物たち

2025-07-06 20:08:30
2025-07-13 20:20:44
目次

7月6日日曜日に行われました乾草沼の観察会の様子を綴ります(^・^)

まだ梅雨明け宣言はでていませんが、朝から気温も湿度も高く快晴の日曜日でした。

そんな猛暑な日にもかかわらず、大勢の方にご参加頂き本当にありがとうございました!

2023年に沼の近くに作った人工池には、小さなスペースながら、

アオモンイトトンボやチョウトンボたちが代わる代わる訪れて、

産卵をする姿も度々観られました。

沼本体の汚染度と比べて、人工池の自然度はとても高く、トンボたちにも

ちゃんとそれが分かっていることに静かに感動しました。

続けて、更に奥へと歩を進め、先月から新たに作り始めた人工池の周りで

谷城先生や伊藤先生のお話を聞いたり、植物の説明に耳を傾けたりしました。

新たに作り始めた人工池の周りには、早くもシダ植物が繁茂し始めて、

コウヤワラビやヒメシダを観察することが出来ました。

以前、この辺りでは、ヒカリモを観察出来たのですが、今では観られず、

非常に残念に思っていましたが、

谷城先生曰く、今回、人工池を作るために掘削したことで、ヒカリモが復活する可能性は大きいとのこと!

ヒカリモ大ファンの筆者は、その話を聞いて嬉しくてワクワクが止まりません!

早くまたあの美しく輝くヒカリモに会いたいものです!

その人工池の更に奥には、本来なら海岸や波打ち際にしか生えないヒトモトススキが観られました。

乾草沼の独特の環境は、この土地の歴史を紐解くことで見えてくることを、

今回も谷城先生に語って頂き、毎回、はるか昔から延々と続く歴史と、自然との深い繋がりに心を動かされるのです。

そして、伊藤先生曰く、乾草沼周辺では、多くの種類の昆虫が観られ、

多様な植物が存在する=昆虫の多様性に繋がるとのお話が^^

本当に素晴らしい場所であることを再確認できた一日でした!

写真:M.W S.N 文責:S.N

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